琵 琶 楽 の 流 れ 
  

■琵琶楽の歴史について、近年薦田氏による「新説」が発表され、特に近代琵琶楽の基である盲僧琵琶の

 歴史的取り扱いが、従来の「定説」と大きく異なっております。日本琵琶楽協会では現在「両説・並立」

 の立場を採っておりますので、多くの著書より厳選し、以下の著書の中から両説を一部割愛して併載さ

 せていただきます。

❖琵琶楽の歴史 1 (田辺説)

➀琵琶の歴史、②わが国の琵琶楽の歴史  (※執筆者、田辺尚雄)

 

『日本琵琶楽大系』CD復刻版・解説書(P.20〜23)

(発売=2010年、平成22年9月22日、発行=財団法人日本伝統文化振興財

 団、監修・解説=日本琵琶楽協会)

(※購入は日本琵琶楽協会へ、但し在庫薄) 

 尚、オリジナルLP版は(発売=1963年、昭和38年11月20日、発行=

 日本グラモフォン株式会社、監修・解説=日本琵琶楽協会)

『日本琵琶楽大系』CD復刻版・解説書
『日本琵琶楽大系』CD復刻版・解説書

❖琵琶楽の歴史 2 (薦田説)

琵琶楽の流れ 薩摩琵琶、筑前琵琶、現代へ▮ (※ 執筆者、薦田治子)

 

『日本の伝統芸能講座―音楽』

(第17章「琵琶楽の流れ 薩摩琵琶、筑前琵琶、現代へ」P.414~432)

  (発売ー市販=2008年、平成20年3月29日、監修=小島美子、企画・編集

 =独立行政法人日本芸術文化振興会・国立劇場調査養成部) 

(尚、薦田教授は、同書第6章に「平家」についても執筆されています)  

『日本の伝統芸能講座ー音楽』
『日本の伝統芸能講座ー音楽』

【執筆者紹介】 ………………………………………………………………………………

    ▲ 田辺尚雄 

  明治40年東京帝国大学卒業、日本音楽と東洋音楽の調査・研究に一貫して活躍、昭和41年まで東京芸術大学講師、同47年まで東洋音楽学会々長、同49年勲三等瑞宝章叙勲、同56年文化功労者に選ばれる。邦楽の全ての分野に通じ、特に琵琶楽を愛され、琵琶界の団結の必要性を説かれた。当協会の生みの親でもある。戦前戦後を通じて邦楽に関する著書多数。(日本琵琶楽協会名誉会長)

    ▲ 薦田治子 

 東京藝術大学音楽学部楽理科を経て、1981年同大学院音楽研究科博士課程後期を満期退学。2002年に『当道音楽としての平家』でお茶の水女子大学より学位取得、博士(人文)。1988年より東京芸術大学非常勤講師、1992年より武蔵野音楽大学非常勤講師、2000年よりお茶の水女子大学助教授、2002年より武蔵野音楽大学助教授に着任、2005年より武蔵野音楽大学教授。

(武蔵野音楽大学→) 


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