協 会 の あ ゆ み
 

◆ 日 本 琵 琶 楽 協 会 の 発 足

 ▲ 辻靖剛・初代委員長
▲ 辻靖剛・初代委員長

●昭和34年(1959)8月18日

 戦後の復興期、わが国の芸能界も、国立劇場の建設計画等、復興の機運が高まる中、邦楽界の最高権威である田辺尚雄先生は、東大講師吉川英史先生と琵琶界の前途を達観し、斯界の大同団結の急務を薩摩琵琶正派の辻靖剛師に進言したのです。その必要性を誰よりも痛感した辻靖剛師は、2ヶ月に亘る潜行運動で、各流宗家や実力者を説得、ここに田辺、吉川両先生をお迎えし、8月18日愛宕山茶寮「菜根」において各派の首脳11名が参集し、協議の上「日本琵琶楽協会」が結成された。

              (創立50周年記念・日本琵琶楽協会のあゆみ)より

 < 結 成 時、 役 員 陣 容 >

名誉会長 田辺尚雄先生

 

 明治40年東京帝国大学卒業、日本音楽と東洋音楽の調査・研究に一貫して活躍、昭和41年まで東京芸術大学講師、同47年まで東洋音楽学会々長、同49年勲三等瑞宝章叙勲、同56年文化功労者に選ばれる。邦楽の全ての分野に通じ、特に琵琶楽を愛され、琵琶界の団結の必要性を説かれた。当協会の生みの親でもある。戦前戦後を通じて邦楽に関する著書多数。

 相 談 役 吉川英史先生

 

 田辺尚雄初代会長と共に当協会生みの親。昭和50年会長就任。東京芸術大学邦楽科を始め各大学邦楽科教授を歴任後、NHK邦楽解説者、NHK邦楽技能者育成会講師、東洋音楽学会々長、文化庁芸術祭執行委員長、宮城記念館々長、義太夫協会・長唄協会・新内協会各会長等々要職を歴任。紫綬褒章・放送文化賞・勲三等瑞宝章、平成13年文化功労者に認定。著書は『日本音楽の歴史』他多数。

〔顧  問〕 有坂愛彦、安藤鶴夫、池上作三、江口 博、大島宗一、大野恵造、小野七郎、

       久保重良、笹川良一、立石隆一、中村嘉寿、藤田幸男、町田嘉章、吉川義雄

〔評 議 員〕 発起人11名 

 ▲【写真説明】

 上段左より、榎本芝水「錦心流」、大館洲楓「錦心流」、松田静水「錦心流」、山口錦堂「錦心流」、

       吉水錦翁「薩摩正派」、伊藤岳英「薩摩正派」

 下段左より、辻 靖剛「薩摩正派」、橘 旭翁「筑前旭会宗家」、橘 旭宗「筑前橘会宗家」

       平田旭舟「筑前橘会」、水藤錦穣「錦琵琶宗家」

(※ 以下は、昭和36年1月29日付)

 

〔参  与〕 鈴木誉士(芸の友社長)

〔委 員 長〕  辻 靖剛(兼任)

〔委  員〕 田中旭嶺、古田耕水、浅野晴風、若水桜松、野地洲城、武本錦桜、軽部岳瑞、池野谷吟

       岫、相良鶴陽、角田旭田、一条旭麿、竹下翠風、山本錦糸、新部桜水、田辺蘇川、田辺

       錦波、雨宮薫水、小山田賞水、大坪旭邦、山元旭錦、谷口旭香、三好旭天、中谷襄水、

       小池幸水、島田錦臣、角田旭岑、藤巻旭鴻、吾妻江風、押田旭窈、筑紫旭洋、原島旭粧、

       原田旭柳、桑名洲聖、平井洲誠、長友旭嘯、石田脩水、稲垣洲玲、石坂競水、笹川旭凰、

       西門聖水、前田洲月、有泉錦鐘、

       (原旭潮、鶴田錦史、谷暉水、日田開水、山口速水、前田洲月、都錦穂)

 〔 結 成 記 念 写 真 〕

 〔写真説明〕(敬称略)

 

<後列向かって右より>

辻 靖剛 吉水錦翁 松田静水

大館洲楓 平田旭舟 榎本芝水

伊藤岳英

 

<前列向かって右より>

橘 旭翁 水藤錦穣 吉川英史

田辺尚雄 橘 旭宗 山口錦堂                               

▲ 昭和34年(1959)8月18日 愛宕山茶寮「菜根」にて  

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