琵琶の種類 / 近代琵琶 / 鶴田琵琶 |
鶴田琵琶の特徴の一つは、各糸の太さにより生じる「押シ干」
の音程差異を解消するため、写真のように段差を付けた「菊水」
型(鶴田自身が考案)という柱に改良されています。
正 面
裏 面
側 面
「菊水」型の柱の作成に手間を要するため、現在では最上部
の糸口で、「押し干」の差異を調整することが多い。
[註. ⇒ 右の拡大写真は、鶴田流で使用する糸口ですが、不
鮮明のため説明を加えさせていただきます。表面向かって上
部半分(3・4・5)の糸の部分の右(下)3分の1を削り、
段差のある「菊水」型の柱と同様の効果を出しています。]
(田中之雄氏・発案)
正 面
裏 面
側 面